オーギュスト・モロー（1834〜1917）は、フランスの19世紀から20世紀初頭にかけて活躍した、アールヌーボー様式を代表する彫刻家です。
ナポレオン戦争からフランス革命の動乱を超えて、華やかなロマン様式が誕生し、そのなかでモローは若い自由な男女や子供を多く題材として作品を作りました。
山に焚き木を拾いに来た母と息子でしょうか、嵐が近づいてきて、家路を急ぐ姿を表情を豊かに活き活きと表現した彫刻です。
若い母親が子を抱き寄せ、力強く歩む姿の美しさに、永遠に続く愛の物語を見ることができます。
それは至福の安らぎと温かさを与えてくれるもので、ずっといつまでも眺めていたい完成された芸術作品です。
時計の文字盤は花柄の可愛らしいものですが、現在時計は修理中です。修理可能ですので、修理がすめば動作します。

原産国：フランス
サイン：刻印あり
年代：19世紀末から20世紀初頭
全高：820mm
全幅：410mm
奥行：300mm