ルネ・ラリック（1860〜1945）は、アールヌーボー、アールデコの時代に装飾芸術の世界で、フランスを代表する芸術家として活躍しました。

こちらの作品は、ルネ・ラリックが生前に手がけたもので、現在復刻されていないデザインです。
タンポポの花ではなく葉だけの描写が活々と美しく、器からはみ出てくるような力強さがあふれています。デザイナーとし稀有の存在です。

自然美を表現する方法として、パチネという方法を多用しました。このパチネによって彫刻的なモチーフの陰影が強調されて雰囲気のある古色になり、奥深い印象を与えました。無色のガラスに茶のパチネがほどこされたものです。

ラリックの皿や鉢は、本来実用品として作られたものだけに、丈夫にできております。ラリックの器でサラダをいただく日常の贅沢、これはおすすめです。

原産国：フランス
年代：1924年
サイン：有り R.LALIQUE
全高：22mm
全幅：205mm
奥行：138mm