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エドワード・ジョージ&アンドリュー・ヘンダーソン 「花束図説」 1857年−64年 No.10
No.10
Tapina Splendens
& Petunia Inimitable
& Petunia Surpasse Dr.Andry
クリーム色ダブルフレンチマット付き
マットは規格フレームの半切サイズ(424x545mm)で作ってあります。
<版画の出典作品>
エドワード・ジョージ&アンドリュー・ヘンダーソン 「花束図説」
1857年−64年 ロンドン 手彩色ジンコグラフ
ロンドン生まれの植物学者エドワード・ジョージ・ヘンダーソン(1782 年−1876年)は特に植物分類学の専門家で、分類学の文献で使われるHend.という略号はエドワード・ジョージ・ヘンダーソンのことを指しています。 また彼は園芸の専門家でもあり、息子で同じく植物学者であったアンドリュー・ヘンダーソン(1823年−1906年)と共にイギリスで有名な園芸会社を創設しました。 ヘンダーソン親子は1858年に花の種子のカタログも出版しています。
「花束図説」は主に新種の花を紹介する目的で作られた定期刊行植物誌ですが、ヴィクトリア時代で最も装飾的かつサイズの大きい手彩色植物誌のひとつで、その定期刊行植物誌としてのスケールの大きさからか、完全版で市場に出てくることは極めて稀です。 原画の制作者としてはジェームズ・アンドリューズ、オーガスタ・ウィザーズ夫人、シャーロット・キャロライン・サワビーなどの実力者が参加しています。 真面目に写生された植物画ですが、多くのアマチュア愛好家が植物に興味を持ってきているという時代のニーズを敏感に感じ取り、多くの図版でブーケ状に植物を配し装飾性を高めたことで、見るだけでも楽しめる植物図版になりました。
<出品版画について>
出品中の作品は全てオリジナルプリントで、現代の複製品ではなく、記載されている年代に実際に作られたアンティークプリントです。
古い版画ですから紙の酸化や湿気によるシミなどの自然なエイジング(経年変化)や、多少の破れや欠けなどのダメージがある場合があります。 海外では著しく損なわれていなければ、アンティークの魅力のひとつである歴史を感じさせる味わいの源として気にされない場合がほとんどです。 もちろん当店では出来る限りコンディションの良いものだけを集めるよう努力していますが、特にコンディションに敏感なお客様はご購入前にご納得がいくまでお問い合わせください。
<作品のマット装、額装について>
シート状態の版画にはお客様のお好みに合わせたマットをご希望でお作り出来ますので、別途お問い合わせください。 当店で使用しているマットは作品保護に最適なPH値の高い無酸マットで、作品を留めるテープも大英博物館でも使われている無酸紙テープです。
規格フレームサイズのマット付き版画にはお手頃な価格の規格フレームの在庫がございます。 フリーサイズのマット付き版画には、サイズをオーダー出来るモールディングフレームの準備がございますので、どうぞお気軽にご相談ください。
当店では様々なジャンルのアンティークプリントを常時数千枚在庫しています。 お手頃な価格のものから一流の美術品として通る貴重な作品まで、バラエティに富んだ品物を集めるよう努めています。 こちらではその一部しかご紹介出来ませんので、何かお探しの品物がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
商品コード : ARIAOBM19-10 |
価格 : 67,650円(税込) |
※送料はAランクとなります。 |
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