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蝦夷と千島列島図 ジャン・フランソワ・ド・ラ・アルプ 1780年
蝦夷と千島列島図
版画シートのみ イメージサイズ 250x270mm
写真はシートのマージンをイメージサイズまでトリミングしてあります。
マットやフレームはご希望により製作いたします。
<版画の出典作品>
ジャン・フランソワ・ド・ラ・アルプ 「旅行記集成」
1780年 アムステルダム 手彩色銅版画
ド・ラ・アルプ(1739年−1803年)は雑誌「メルキュール・ド・フランス」の編集長を長く務めたことで有名な作家・批評家で、アカデミー・フランセーズの会員でもありました。 古地図のカテゴリーの「その他の地域」でも紹介しているプレヴォーの「旅行記集成」の続巻が、プレヴォーの死後、ド・ラ・アルプによって幾冊か出版されました。 プレヴォーの地図の多くを担当したベランが亡くなっていたので、ジャック・ローランがこの地図を制作しました。
日本近郊の幾つかの小さい島々に「日本人が蝦夷と呼ぶ島々」という記述がされています。 それぞれの島には「松前の島」「緑の島」「レモンの島」「3姉妹の島」などと名前が付けられています。 その先に小さい島々からなる千島列島がカムチャッカの南までつながっています。 寸詰まりの形の樺太がアモール河の河口に描かれています。
2図目は「日本人が蝦夷と呼ぶ島々」部分の拡大図です。 左の黄色い丸い島が「松前の島」、右上の黄色い島が「3姉妹の島」、その左の赤い島が「レモンの島」です。 「松前の島」が北海道、その他の島々が北方四島でしょうか。 いずれにしても凄いことになっています!
<出品版画について>
出品中の作品は全てオリジナルプリントで、現代の複製品ではなく、記載されている年代に実際に作られたアンティークプリントです。
古い版画ですから紙の酸化や湿気によるシミなどの自然なエイジング(経年変化)や、多少の破れや欠けなどのダメージがある場合があります。 海外では著しく損なわれていなければ、アンティークの魅力のひとつである歴史を感じさせる味わいの源として気にされない場合がほとんどです。 もちろん当店では出来る限りコンディションの良いものだけを集めるよう努力していますが、特にコンディションに敏感なお客様はご購入前にご納得がいくまでお問い合わせください。
<作品のマット装、額装について>
シート状態の版画にはお客様のお好みに合わせたマットをご希望でお作り出来ますので、別途お問い合わせください。 当店で使用しているマットは作品保護に最適なPH値の高い無酸マットで、作品を留めるテープも大英博物館でも使われている無酸紙テープです。
規格フレームサイズのマット付き版画にはお手頃な価格の規格フレームの在庫がございます。 フリーサイズのマット付き版画には、サイズをオーダー出来るモールディングフレームの準備がございますので、どうぞお気軽にご相談ください。
当店では様々なジャンルのアンティークプリントを常時数千枚在庫しています。 お手頃な価格のものから一流の美術品として通る貴重な作品まで、バラエティに富んだ品物を集めるよう努めています。 こちらではその一部しかご紹介出来ませんので、何かお探しの品物がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
商品コード : ARIAAMJ-21 |
価格 : 44,000円(税込) |
※送料はAランクとなります。 |
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